近畿日本鉄道はこのほど、3月17日に実施するダイヤ変更の概要を発表した。新型観光特急「しまかぜ」が3月21日に運行開始するのにともない、特急列車の停車駅の追加や運転区間の変更などを行うとともに、一部列車の発車時刻を変更する。

新型観光特急「しまかぜ」の運行開始を前に、近鉄が3月17日にダイヤ変更を行う

停車駅の追加は土休日ダイヤにて実施し、1日4本の特急が新たに伊勢市駅に停車。運転区間の変更は平日1本、土休日3本にて行い、平日は桑名駅を6時台に発車する特急を近鉄名古屋駅5時台発に、土休日は宇治山田行の特急2本を賢島行に、宇治山田発の特急1本を賢島発にそれぞれ変更する。平日に津駅を7時53分に発車する特急(大阪上本町行)は7時発とする。

一般列車では、平日ダイヤにて増発や列車種別の変更を実施。大阪線では名張発大阪上本町行の急行を17時台から20時台まで毎時1本増発し、朝6~8時台の大阪上本町発快速急行4本を急行に変更する。

南大阪線と長野線では、富田林発6時台の大阪阿部野橋行準急を増発(富田林~古市間)するほか、6~7時台の河内長野発の急行2本を準急に、7時台の富田林発大阪阿部野橋行準急1本を急行にそれぞれ変更する。その他、大阪線、南大阪線、御所線、吉野線の各線にて平日の一部列車の削減を実施、南大阪線と御所線では平日の最終列車を2~3分繰り上げる。なお、内部・八王子線と生駒鋼索線については、今回のダイヤ変更の対象外となる。