女性が男性と二人きりで食事する際チェックしているポイント |
異性との食事は、その人とお付き合いをしたいと願っている場合には貴重なファーストステップになってくるでしょう。相手が自分に恋心を持っているかわからない段階で、一緒に食事をし、相手の気持ちがなんとなく判断できることもあります。
もしくは食事の誘いにOKをもらった当初は恋愛対象と思われていなかったとしても、一緒にご飯を食べている時に「この人と一緒にいると楽しいな」と思わず関係が深まることもあるでしょう。
しかし、残念ながらこのような食事のシーンでの女性と男性のそれぞれの恋愛心理には、大きな隔たりがあるようです。
実は、女性にとって、初めて異性と二人きりで食事をする行為は「この男性と付き合ってもいいのか」と、その男性を恋愛対象に入れるかどうかの『試験』のようなもの。
ですが男性は、気になる女性と二人きりで食事に行くということに舞い上がり、「ここで告白したい!」「付き合えるように持っていきたい!」と思う人も多いでしょう。
つまり、女性はまだ判断材料を集めている最中なのに、男性は「食事をOKしてくれたんだから、自分のことは嫌いじゃないってことだよな!」とポジティブに考えているというすれ違いが生まれがちなのです。
では、女性は男性と食事をする時に、どのようなところをチェックしているのでしょうか。
■食事に誘う『場所』は、大切なチェック項目です
もちろん食事をする店舗は間違いなくチェック対象ですが、『場所』についても注意が必要です。無難な線で考えると、女性の職場から近いところ・女性が帰宅しやすい場所を選ぶべきです。
「ぜひともあなたを連れて行きたい、おいしいお店があったので」ということならば、少し遠くてもいいでしょうが、基本的には女性の行動範囲のなかからあまりに遠い駅・場所にあるお店はNGです。靴擦れができるほど駅から歩かなければならない店は、間違いなく女性側からの評価が下がってしまいます。
また、女性の住んでいる最寄り駅にあるお店を選ぶのは、彼女の帰宅には便利でしょうが、女性からするといきなりテリトリーに飛び込まれるようで抵抗がある人も多いようです。「もしかして、帰りにうちに寄ろうとしているのか?」なんて下心を嗅ぎ取られてしまうかもしれません。
■女性に喜んでもらう、デートに最適な店の選び方とは
デートをするお店についても、いろいろと気を使うことになるでしょう。基本的には「こだわりはない」「おいしければいい」という女性が圧倒的多数です。ですが、さすがに誰しもが行き慣れているような大衆居酒屋やチェーン店などは避けたほうが無難です。
さらに、お好み焼きなど口元や歯が汚れそうなもの、焼き肉や焼き鳥など匂いが髪の毛や服につきそうなもの、鉄板焼きなど洋服に油がはねそうな場所、お座敷など靴を脱がなければいけないようなところは女性によっては嫌がる人もいますので、その女性の好みを見極めておきましょう。
また、イタリアンやフレンチなどは無難かもしれませんが、デート慣れしている女性にとっては「またイタリアンか」と思われてしまう可能性があります。その女性ごとに対策を立てる必要も出てくるでしょう。
そして店選びにも、「適度な女性慣れ」と「彼女への思いやり」を感じさせたほうがベターです。
「僕はあまり外食しないので、お店選びをお願いしてもいいですか?」なんて男性もいるようですが、このようなことをすると女性から「一人で何も決められない、調べられない男なのね」なんて思われてしまいます。不慣れでも、店選びは男性が行うほうがいいでしょう。
■「食べ物に対する価値観が合うかどうか」もチェックしよう
食事デートで男性がチェックすべき項目はもうひとつあります。「食べ物に対する価値観が合うかどうか」と「食べ物にかけるお金の価値観が合うかどうか」です。
和食が好きなのか、イタリアンが好きなのか。デザートのおいしいお店が好きなのか、じっくり飲めるお店が好きなのか。高級なおスシや分厚いステーキにお金をかけるのは常識的なのか、それとも非常識なのか。
食べ物の価値観は合致していないと関係を継続していくのが難しくなります。男性はそのあたりもチェックしておくと、長続きできる関係を築くことができるかもしれません。
■「携帯電話をいじりながら食事する」「マナーの誤りを指摘する」「嫌いなものは避けて食べる」ことはNG
食べている時には、女性の目を見て話しましょう。あなたの話を聞く体制が整っていますよ、というアピールになります。間違っても携帯電話をいじりながら話したりするのはやめましょう。
また、食べる時にはしっかりとマナーを守るべきですが、相手がマナーを間違えていても指摘しない優しさは持つべきです。「そのナイフの使い方は間違っているよ!」などと指摘するのは親切心からかもしれませんが、その場で言うのは思いやりに欠けた行為です。
また、いくら好物だからといってガツガツ食べたり、嫌いなものだけ残したりする行為は何より嫌われます。特に、食べものに好き嫌いをいう行為は子供っぽいととられがちです。
もちろん食べ物のアレルギーは別ですので、むしろ先にカミングアウトしておき、その食材を使用していないレストランを選ぶべきでしょう。
いざお店に入って「これも食べられない」「あれもダメ」となってしまうと、女性の気持ちが自然とクールダウンしてしまいます。
■女性との会計はおごるべき? それとも割り勘!?
さらに会計についても、男女で意見が分かれがちです。女性には「男性がおごって当然」という人もいますし、「できれば割り勘で」という人もいます。
どちらがいい・悪いではなく、その女性の性格を考えた上で見極めましょう。
おごりたい男性はおごってほしい女性を選ぶべきですし、割り勘がいいという男性は割り勘してもいい女性を選ぶべきです。
割り勘を要求するのは、もちろん間違った行為ではありません。ですが、「1円単位まで要求する」「クーポン券を探してレジの前で会計待ちの列を作る」のは恥ずかしい行為だと思いましょう。
食事デートをすること自体は難しいことではありません。大切なのは、次につなげることです。
そのために、まずは男性側からできるだけすぐに「楽しかったです」とメールを打ちましょう。その時に、すぐに次につなげようとしないことが大切です。
「来週にまた会えませんか」などとメールしてしまうと、「この男性と付き合うと束縛されてしまうかも」と思われてしまいます。できれば少し間を置いてから、もう一度誘ってみましょう。
女性から、ディナーではなくランチタイムを指定されたり、「友達も一緒で飲み会なら」と言われたならば、残念ながら脈ナシかもしれません。