新婚旅行で気をつけたい、海外での窃盗被害

海外の国々は日本と違い、治安が悪い場所もあります。特に、観光旅行で訪れる場合には、スリや置引などの窃盗や盗難被害に気をつけたいもの。

そこで今回は、海外で安全に新婚旅行を楽しむための防犯知識と、もし被害にあってしまった場合の対処法をご紹介します。

■絶対に紛失しない、盗まれないように大事なものは肌身離さず

パスポートがない、切符がない、財布がない…。絶対に持っているであろう物が、見当たらなくなる可能性も。特にパスポートの紛失に関しては、再発行まで行動がしばらく制限されるため、パートナーだけ先に日本に帰る羽目になりかねません。これらは携帯するカバンなどに常に入れ、どこへ行くにも必ず持っていくことです。

入浴時やトイレに入っているときなどは特に用心しましょう。また、パスポートはコピーをとっておくと再発行しやすくなります。

盗難を避けるためにも、ファスナーがついたカバンのポケットなどに入れておいたほうが安心です。しかし、必要以上に取り出すと落としたり、保管場所を知られてしまう可能性も。使うとき以外はしまっておきましょう。

■ホテルの部屋に大事なものを置きっ放しにしない!

国内の宿泊施設には、部屋に貴重品保管用の金庫が用意されていることがあります。ただ、部屋自体に鍵がかかっているため、盗難や窃盗の心配している人は少ないもの。

しかし海外では、連泊していると部屋に清掃が入ることもあります。ホテルマンも清掃員も鍵を持っていますし、部屋にある金庫ですら、開けられる可能性もあります。パスポートなど、持ち歩くのも不安ということであれば、フロントのセーフティーボックスに預けると良いでしょう。

セーフティーボックスに入らないような大きなものは、ハードケースにしっかりと鍵をかけて盗難を防ぎましょう。

■大事なものは海外旅行に持っていかない

実はこれが一番大事です。そのため、便利なデジカメやパソコンよりも、使い捨てカメラやガイドブックが役に立ちます。高価なアクセサリーなども置いていったほうが良いでしょう。

結婚指輪も、常に身に着けているのならいいですが、サイズが少し合わないなどの理由ではずすことがあるのなら、持っていかないほうがいいでしょう。

新婚旅行は気持ちがゆるみがちですが、もし窃盗や盗難に巻き込まれればその気持ちも一気に飛んでしまいます。

終日楽しい旅になるように、海外旅行をする上での基本的な心構えだけは忘れないようにしましょう。