熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップから、トレンド・グルメ・スポーツなどのスポット&イベント、便利・健康・天気などの生活情報まで、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分のニュースを総ナメできる!

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●「ビビる大木が浮気報道を釈明、失笑買う言い訳」【ノンストップ】

先週、スザンヌ似の女性とのラブホ密会をスクープされた大木。「ラブホには入ったが、2人でトークの練習をしていた」という苦しい釈明が失笑を誘う。交際宣言していたAKINAには数十時間怒られたそうだが、「やましいことも二股もありません! 彼女一本!」と改めてアピールした。リポーターたちはそろって「芸人なんだから、もう少し笑わせてよ」と言いたげな顔。裏番組『PON!』のMCだからか、設楽統は苦笑いのみでノーコメント。

●「司会は宮根! 有村昆&丸岡いずみのシネ婚に完全密着」【ミヤネ】

冒頭、「有村さんが書いた台本、『ミヤネ屋』の10倍はあるで」と宮根誠司。案の定、祝辞に割り込んだり、感動で泣き出した有村に「手が届いたら殴っていた。徳光さんより先に泣くな」とダメ出ししたり、やりたい放題。最後もギャラの代わりに全国放送でのキスを強要し、丸岡が「恥ずかしい」と拒むと、「あの式以上に恥ずかしいもんはない」と暴言を吐いた。このドSが本来の宮根だ。

ともあれ、丸岡が震災うつで苦しんでいたときに有村が支えたエピソードなど、感動シーンも多く、有村は泣きっぱなし。坊ちゃんキャラで嫌われることも多いが、意外にいい人かも。

●「西山茉希、早乙女太一との破局報道を語る」【ミヤネ】

ある会見に出演した西山。リポーターたちは当然、先日の破局報道を直撃する。「事実として、私は一緒に住んでいた家を離れています。(早乙女には)最後の最後までいろいろ迷惑をかけてしまった」と同居解消をアッサリ認める西山。しかし、その理由も、「別れた」ともハッキリ言わないのが西山流だ。報道では、早乙女の暴力や、強烈な束縛が原因とされていたが……。

これにイラッとした宮根は、「若さゆえのトラブル(路上DV騒動)がありましたけど、ちょっと分からない。相変わらず西山茉希は……話をまとめてからマイクの前に立ちなさい!」と一喝していた。宮根がキレるのは珍しい。


●「安藤美姫が所属先を電撃退社、結婚準備か!?」【ノンストップ】

元日付けでトヨタ自動車を退社した安藤。契約延長のオファーを受けたが、「公式戦に出られず、義務を果たせなかった」と自ら決断したようだ。しかし、関係者は「プロスケーター転向と結婚を見据えた寿退社」という。

その相手は2歳年上のプロスケーター・南里康晴。博多出身のイケメンで女性ファンから「明太王子」と呼ばれているらしい。ジュニア時代から仲がよく、安藤は南里を「理想の男性」と言っていて、モロゾフコーチと別れたあと、自らアタックしたとのこと。

過去にモロゾフを取材したジャーナリスト大野和基によると、「安藤とモロゾフは結婚の日取りも決まっていた」というだけに、やはりかなりの恋愛体質か。

●「西川史子、夫婦ゲンカの真相を生激白」【ノンストップ】

20日の『サンデー・ジャポン』生放送で夫の家出を告白した西川。レギュラーの当番組に出演すると、その原因がゴミの分別であることを明かした。

「夫がマンションの管理組合長になったんですよ。それで『ゴミの分別をちゃんとしてほしい』と指摘されて、『じゃあ、あなたがやってよ』と言い返したら、口論になって出て行った」。さらに、「翌日には帰ってきたけど、あんまりしゃべってない」らしい。 話しているうちに悲しくなった西川は、「私なんかと結婚して大変ですよね」と涙ぐみ、設楽に「ホントにマズイと思う……どうしたらいい?」とアドバイスを懇願する。

どうやら西川は夫から「夫婦ケンカのことはテレビで言わない方がいいよ」と言われていたらしい。すかさず設楽が「そのことも今、言っちゃってる」とツッコミを入れ、スタジオは大爆笑に。西川はガチとネタのライン設定が絶妙だ。

●「テレビで食をどう伝える? 食リポを語る」【知り】

今やアナウンサーだけでなく、芸人、俳優、文化人まで、あらゆるタレントの必須スキルとなったグルメリポート、いわゆる食リポ。その達人として登場した『くいしん坊! 万才』の松岡修造は、「どう感じたかですよ! 僕はコメントを考えたことがない! 演技なんてしない!」と期待通りの暑苦しさを見せる。

一方、田村淳は、「『うまいもんはうまい』というテンションが大事」と同調しつつも、「食の仕事が増えると、だんだん怖さが生まれる」と識者風のコメント。「そんなにやってないだろ」と思っていたら、伊藤利尋アナが「以前、おいしいチャーハンを『普通にうまい』と言って怒られました」とボヤキだした。最近、そのコメントがウケ狙いなのか、真剣なのか、実にわかりづらい。

●「向井理に独占インタビュー、『顔がコンプレックス』って…」【とくダネ】

インタビュー中、「動物が好きで夢は獣医だった」と言い白馬に乗る向井。何だこの爽やかさは……と思っていたら、「僕は爽やかじゃない。サッカー部時代のケンカはいつも僕からだった」と否定する。その後、「笑えと言われても笑えない。期待されるパブリックイメージに逆らいたい自分がいる」「顔がコンプレックスなんです。役柄が狭まるから」とホンネを話し出した。さらに、「誇りを持ってやっていますが、人気商売なので需要がなきゃいけない」「どんな俳優になりたいかまだ見えないけど、ドキュメントが理想。リアルだから」と、その語り口は熱を帯びていった。

宮崎あおい&向井理、初共演映画の予告編公開! 2人の複雑な関係が明らかに(C)2013西加奈子・小学館/「きいろいゾウ」製作委員会

インタビューの最後、笠井アナに向かって「まだテレビで言える範囲(の発言)です。そんなにサラっとしてないので」と話す目は輝いていた。

これを見た小倉智昭は、「『顔がコンプレックス』ってムカッとくるよね。でもなぜか憎めない。若いのによく考えている」と毒のあるエールを送る。一方、田中雅子は「少女マンガから出てきたみたい」とニコニコ。だから、そういうのが嫌なんだって。

●「“地球上で最もセクシーな男”は18歳!」【ノンストップ】

イギリスの『ヒート』誌が読者投票で選ぶ恒例のアンケートを発表。有名どころでは、10位にジョニー・デップ、3位にデビッド・ベッカム。ふむふむ、そして注目の1位は、トーマス・デイリー……って誰!?

彼はロンドン五輪の高飛び込みイギリス代表で、銅メダリストらしい。「いい男なんて思ってないよ。週30時間練習している普通の男なんだ」と話すトーマスに、「30時間って普通じゃないよ!」と設楽が猛ツッコミ。30歳の女優ローレンとの手つなぎデートが発覚したというから、それも普通じゃないぞ。ところでこのアンケート、日本なら『an・an』の「抱かれたい男ランキング」か。

●「鈴木福くん、学校での人気は……」【スッキリ】

防犯イベントに“福の神”としてコスプレ出演した福くん。レポーターから「学校でも人気者だから」と声をかけられると、「いやあ、学校だと全然人気ないですよ」と首をかしげる。すかさず「そんなことないでしょ」と返すレポーターに、「本当、本当」と即答。さらにレポーターが「他のクラスからもいっぱい女の子が来ちゃうんじゃない?」と食い下がると、目を見開いて「き・て・ま・せ・ん!」と言い放ち、現場を大爆笑に。スタジオのテリー伊藤も「本当に来てないな」、加藤浩次も「恥ずかしいんだな」と笑っていた。春には3年生になる福くんだが、早くもキレ芸を身につけたのか。

●「V6坂本昌之の『One Dish』が主婦をガッチリ!」【ノンストップ】

商店街を歩きながら食材を買い、料理するというコーナー。言わば『ちい散歩』と『MOCO’Sキッチン』を合わせたような企画だが、ひそかに主婦人気が高いらしい。確かに、速水もこみちのオイリーな料理や自画自賛が苦手な人にはいいかも。

この日は下高井戸商店街をぶらり。肉屋でローストビーフをつまみ食いし、犬とたわむれ、習字教室帰りの小学生に「カッコイイ!」とホメられる。その後、八百屋でゴボウを手に入れて作ったのは、ゴボウのトマトシチュー。もこみちと比べると包丁さばきで劣るが、「この時間何しゃべろう」とハニカむなど余裕十分のトークは坂本の勝ちか。試食シーンを一切やらないのも潔い。開拓した主婦層のファンをV6に還元できるか。


今週は、浮気、同棲解消、夫婦ゲンカなど、ネガティブな恋愛ニュースが続出。幸せなニュースはないものか……と思っていたら、木曜の『とくダネ』インタビュー放送当日に、向井理と国仲涼子のお泊り報道があった。前回の報道時、向井は真っ向否定していたが、今回も「泊まったのは事実だが、他の男女数人がいた」(事務所関係者)というから、まだめでたいものではなかった。タイミング的に映画『きいろいゾウ』のPRなのかも。

きむら・たかし

コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。