女優の黒木メイサ、米俳優のブラッドリー・クーパーが24日、東京・TOHOシネマズ六本木で行われた、映画『世界にひとつのプレイブック』のプレミアイベントに出席した。

左から、黒木メイサ、ブラッドリー・クーパー

黒いミニドレス姿で登場した黒木は、昨年9月に夫で元KAT-TUNメンバーの赤西仁との間に第1子となる女児を出産後、初の公の場。出産して4カ月とは思えないスレンダーな姿を披露した黒木は、米People誌の"世界一セクシーな男"に選ばれた主演のブラッドリーに赤い花束を手渡すと「ビューティフル!」と称賛されて、照れ笑い。同作を鑑賞したという黒木は「2人の傷ついた男女が出会って愛を見つける映画。家族もすごい素敵で、笑いあり感動ありで満足しました」と話し、主人公・パットについて「不器用だけど一生懸命なので、応援したくなる。ブラッドリーさんの新しい魅力を感じることが出来ました」と微笑みかけると、ブラッドリーは日本語で「ありがとうございます」と返していた。

また、観客の黄色い歓声で迎えられ、ファンとの記念撮影やサインに笑顔で応じたブラッドリーは「人々がどれだけお互いを必要としているかを描いたファミリーの映画。人生で迷ったり、傷ついている2人のとっても特別な関係を描いてます」とPR。劇中では、パットの父親役をロバート・デ・ニーロ、母親役をジャッキー・ウィーヴァーが演じており「2人は役に成りきっていたので、パットとしてすごく演じやすかった。デ・ニーロは最も偉大な俳優と言っても過言じゃない」と大御所俳優との撮影を振り返り、「まだまだここからがスタートだという気持ち。人生に転機はあるので、この作品での監督との出会い、デ・ニーロとの共演は感謝すべきこと。これからもっと飛躍して成長していきたい」と語った。

映画『世界にひとつのプレイブック』は、第85回アカデミー賞の主要8部門にノミネートされた、心を病んだ男女のラブストーリー。妻の浮気が原因で心のバランスを崩したパット(ブラッドリー)は、妻も職も失い、両親のいる実家で暮らし始める。社会復帰を目指してセラピーを受けるパットは、ある日、近所に住む挑発的なティファニー(ジェニファー・ローレンス)と出会うが、彼女もまた夫の死で心に傷を負っていた。過激な彼女に振り回されるパットだったが、妻への手紙を渡してもらう代わりに、ティファニーのパートナーとしてダンスコンテストに出場することになる――というストーリーで、映画は2月22日から全国公開。