京王電鉄は18日、京王線・井の頭線ダイヤ改定の詳細を発表した。あわせて京王線・井の頭線全駅への「駅ナンバリング」導入、京王線新宿駅3番線でのホームドア使用開始についても発表している。

京王線は現行の準特急に代わり、特急が中心のダイヤとなる

京王線・井の頭線ダイヤ改定は2月22日に実施される(相互直通運転を行う都営新宿線もダイヤの一部変更を実施)。概要に関してはすでに発表された通りだが、今回の発表では各駅の発車時刻について紹介されている。

相模原線に新設される特急は、朝(平日9時頃、土休日7時頃)から22時頃まで約20分間隔で運転。京王線では現行の準特急も、ダイヤ改定後は特急として約10分間隔で運転される。なお、京王線特急の停車駅に分倍河原駅と北野駅が追加される。

平日12時台の京王線新宿駅を例に挙げると、現在は12時0・20・40分に京王八王子行の準特急が、12時10・30・50分に高尾山口行の準特急がそれぞれ発車している。ダイヤ改定以降、12時0・20・40分に京王八王子行の特急、12時9・29・49分に橋本行の特急、12時11・31・51分に高尾山口行の特急がそれぞれ新宿駅を発車するという。

平日早朝には、相模原線の橋本駅と京王多摩センター駅を始発駅とする新宿行の特急を新設する。橋本駅発の特急は同駅を6時24分に発車。京王多摩センター駅発の特急は6時44分に発車(橋本駅からの接続列車も設定)する。

京王線では深夜0時台にも特急が運転され、新宿駅からの最終列車の時刻も繰り下げられる。調布駅へは新宿駅0時30分発の各停が終電となるのをはじめ、高幡不動駅までは0時25分発の特急が、京王八王子駅および相模原線橋本駅までは0時12分発の特急が、高尾山口駅までは0時発の特急京王八王子行(途中駅にて乗換え)が終電となる。

井の頭線においても、平日早朝に上りの急行が2本新設され、吉祥寺駅を6時27分、6時40分に発車。日中は1時間あたりの運転本数が急行8本・各停8本(ともに約7~8分間隔)に増やされる。急行は深夜0時台まで運転され、渋谷駅からの終電は吉祥寺行が0時33分発の各停、富士見ヶ丘行が0時43分発の各停となる。

ダイヤ改定以降の京王線・井の頭線の路線図

「駅ナンバリング」は京王線・井の頭線全駅に導入される

「駅ナンバリング」は京王線「KO」、井の頭線「IN」

京王電鉄では2月22日のダイヤ改定に合わせ、京王線・井の頭線の全69駅を対象に、「駅ナンバリング」を導入。各駅のホーム駅名看板や駅路線図などで使用される。

京王線は「KO」と数字の組み合わせとなり、京王線および京王新線の新宿駅は「KO01」、笹塚駅は「KO04」、京王八王子駅は「KO34」、相模原線の京王多摩川駅は「KO35」、橋本駅は「KO45」などと表示される。井の頭線は「IN」と数字の組み合わせで、渋谷駅が「IN01」、吉祥寺駅が「IN17」となる。

また、京王線新宿駅では、3月9日初電より3番線にてホームドアの使用を開始する。降車専用ホームを除く1・2番線も、2013年度中の使用開始をめざし、順次ホームドアの設置工事を進めるとのことだ。