ドワンゴ及びニワンゴは、両社が運営する日本最大級の動画サービス「niconico」で、ニコ割アンケートを利用した「体罰」の実態に関する緊急ネット世論調査を1月17日22時15分に実施し、開始から約200秒間で127,585人から回答を得た。これによると、いま体罰を受けている人は1.5%、体罰を受けた経験者は41.4%にのぼることが分かった。

同調査によると、「あなたは学校でいま、体罰を受けていますか。あるいは過去に体罰を受けたことがありますか」との問いに対し、「いま体罰を受けている」と回答した人が1.5%、「過去に体罰を受けたことがある」が27.7%、「体罰に近い暴力行為を受けたことがある」が12.2%、「体罰は受けたことがない」が53.6%、「わからない」が4.9%だった。

「いま体罰を受けている」「過去に体罰を受けたことがある」「体罰に近い暴力行為を受けたことがある」をあわせると、体罰を受けた経験者は41.4%にのぼった。

「あなたは学校で誰かが体罰を受けているところを見たことがありますか」との問いには、「体罰の現場にいあわせたことがある」と回答した人は37.0%、「現場にはいあわせなかったが遠くから見たことがある」が9.0%、「体罰を見たことはない」は43.3%、「よくわからない」は10.7%だった。

「あなたは学校での体罰についてどう考えていますか」との質問には、「教育、指導の上でやむを得ない」が30.0%、「学校教育法で体罰は禁止されているのでよくない」が18.8%、「暴力行為なので犯罪だ」が27.4%、「その他」が23.8%だった。

「学校での体罰をなくすためにどうすべきだと思いますか」との質問には、「校長に報告すれば必ずやめさせる仕組みをつくる」が7.5%、「市町村の教育委員会に報告すれば必ずやめさせる仕組みをつくる」が5.3%、「学校や教育委員会とは別に市町村に体罰の調査機関を設置する」が15.4%、「保護者会(PTAを含む)で解決する仕組みをつくる」が5.4%、「暴行・傷害については警察が直接捜査したほうがよい」が32.4%、「体罰をなくす必要はない」が18.4%、「その他」が15.6%だった。