北京動物園に婿入りする「チャ―ボー」

札幌市・円山動物園は1月25日、同園で飼育されているチンパンジーの「チャーボー」を、2011年より交流事業を行っている中国の北京動物園へ搬出する。

同園ではこれまで、繁殖適齢期に達したチャーボー(11歳)の搬出先を探しており、今回、雄のチンパンジーの導入を希望していた北京動物園の合意が得られたという。

繁殖相手候補は、北京動物園で飼育している13歳の「Yaya」と10歳の「Nannan」。YayaやNannanをはじめ、北京動物園ではこれまで何度もチンパンジーの自然繁殖に成功している。

搬出にあたり、1月19日午後1時30分より、チャーボーを送る会を開催。飼育員による北京動物園飼育出張報告のほか、チャーボーへの特別給餌などを予定している。場所は、動物科学館ホールとチンパンジー館屋内展示場。

なお、チャ―ボーが見られるのは、1月24日の閉園までとなる。また、1月13日に展示していた小展示場内の点検口扉が破損したため、補修が終わるまでは見ることができないとのこと。

詳細は、同社公式ホームページで見ることができる。