MicrosoftのKinectのように手や体の動きといったモーションセンシングでMacやPCを操作する装置として話題になった「Leap Motion」が、米国でBest Buyを独占パートナーに間もなく販売が開始されるという。米TechCrunchが報じている。2月には事前予約がスタートするとのことで、購入希望者はぜひ引き続き情報をウォッチしてみてほしい。

Leap MotionのWebサイト

Leapはテーブル設置型の小さなモーションセンサーで、デバイス上空のセンサー領域で手を動かすと、その情報がMac/PCへと入力され、マシンの操作が行える。同社サイトを見るとわかるが、指の動きも検知できるため、ゲームや通常のデスクトップ操作だけでなく、さまざまな用途で活用可能だとみられる。Leapが初公開されたのは昨年夏ごろだが、当時は70ドルという本体価格と2013年前半という提供時期が示されたのみで、主に同社サイト上での事前予約受付のほか、対応アプリケーション開発のためのSDKのデベロッパーへの提供が行われていた段階だ。同社サイトでの直接販売は引き続き行われるものの、米国での販売パートナーとしてはBest Buyへの独占供給が行われることが発表されたのが今回のニュースだ。

LeapのデモではiMacが主に使われているため、「Mac専用デバイス」と思われがちだが、実際にはWindows用のドライバや開発キットも提供されており、Mac/Windows PCの両者で利用できる。発表から発売までの期間が1年と長かったのは対応アプリケーションの開発を促すためとみられ、その意味では発売段階でのある程度快適な利用も期待できるだろう。なお、米国外での販売計画については現在も公開されていないため不明だが、Leap Motionのサイトではデバイスの出荷先に日本等の米国外の国も指定できるため、希望者は直接オンラインで注文が可能だ。