老若男女が雪に抱かれながら思い切り楽しめるイベント

雪深い冬の北海道平取(びらとり)町で、年齢や性別を超えて楽しめるイベント「全道PKグランプリ」が、2月3日(日)に開催される。2013年で17回目を迎える同イベントは文字通り雪中のPK合戦で、ルールが簡単なのはもちろん、ケガする危険性が低い雪の上で思い切り飛び跳ねられる爽快さが楽しめるとか。

600人もの人が激突する一大イベント

この大会はその名の通り、参加チームが雪上でPK合戦を行うもの。サッカーのルール、いや、ズバリPK戦のルールを全く知らないという人でも気軽に参加できる。ルールは至ってシンプルなので、1分もあれば覚えることができるからだ。

大会では、小学生2、中学生1、高校・一般1の4リーグに別れて争う。チームは、正選手5人、補欠2人以内で編成し、トーナメント形式で戦いながら優勝を争っていく。

基本的にサッカーの公式ルールにのっとったルールでゲームが行われる。特別ルールとして、女性や一般のチームに参加する小学生は、球を蹴る位置がややゴールに近く設定されているなど、公平に戦える配慮がうれしい。

PK戦はシンプルかつスリリング。そしてあまり体力に自信が無いという人でも、気軽に楽しむことができるもの。そんな魅力からなのか、毎年100チーム前後、およそ600人もが参加しているのである。

お昼は超高級和牛「平取牛」のバーベキュー!

年齢や性別に関係なく楽しめるだけでなく、地元の極上の味を楽しめるのもこのイベントの大きな魅力だ。優勝チームにはなんと、平取名産の「平取牛」が授与されるのである。超高級和牛をめぐる争いだけに、大会もがぜん盛り上がる。

優勝できなくても、昼食には平取町名産「平取牛」のバーベキューが漏れなくふるまわれるのでご安心いただきたい。勝っても負けてもキッチリ平取牛だけは食べることができる。また、多くの出店が出展し、地元の食材を使った手作りの味を心行くまで味わうことができるのである。

そして大会終了後はもちろん、近隣にある平取温泉に直行しよう。雪原で遊んで食べて、温泉で締め。大会には毎年参加している常連チームもあるらしく、このゴールデンコースをひとたび味わったら、何度でも参加したくなるのも理解できる。

600~700人になる参加者には、もれなく平取牛がふるまわれる

リアルな冬の北海道を体感できる

平取町は全国的な知名度はそれほど高くないかもしれない。この町は、日高山脈の最高峰幌尻岳(ぽろしりだけ)の麓に位置する小さな町で、とにかく自然が素晴らしい。大きな観光施設などはないが、北海道らしい雄大な景色が堪能できる魅力的な場所だ。

冬季、一面銀世界になる平取町では、冬の1日を多くの人に楽しんでもらう観光イベントとして、このPKグランプリをスタート。2013年で17回目を迎える。エントリーは1月18日まで受け付けているので、「爽快な雪遊びをしよう!」などと声をかけ、ぜひ7人チームを結成していただきたい!

道内各地に冬のイベントは様々あるが、体中で雪と戯れるようなものは少ない。PKグランプリに参加し、思い切り雪の中でジャンプすれば、またひとつ北海道の魅力を知っていただけること間違いなしだ。

一面銀世界になる平取町の魅力を体中で楽しめる!

●information
全道PKグランプリ実行委員会