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Mozillaは11日(米国時間)、Firefox 19がベータチャンネルに移行したことを発表した。デスクトップ版ではビルトインのPDFビューワやロケーションバーの検索プロパイダをリセットする機能などが導入されており、Android版では新たなARMアーキテクチャのサポートが追加されている。

デスクトップ版Firefox 19の新機能として「PDF.js」と呼ばれるビルトインPDFビューワがある。PDF.jsはHTML 5とJavaScriptの技術を利用したPDFレンダリング機能で、1年半ほど前から開発がスタートとしていた。PDF.jsが標準で組み込まれたことで、別途PDFビューワのインストール及びプラグインの利用を必要とせずにブラウザから直接PDFが閲覧できるようになる。

Firefox 19で採用されたビルトインのPDFビューワ

デスクトップ版ではその他、Awesome Bar(ロケーションバー)の標準検索プロパイダをサードパーティソフトウェアまたは設定(about:config)でリセットできる機能の追加や起動時のパフォーマンス向上、デバッガ、CSS周りなどに改善が加えられている。

Mozillaは同日にAndroid版のFirefox 19 βも公開している。Android版ではテーマの追加機能が新たにサポートされている。Mozillaが提供しているAdd-ons for Firefox for Androidから好みのテーマを取得して画面をカスマイズできるようになる。Androidn版ではその他、Google検索を統合したFirefoxのウィジェットの追加やARMv6アーキテクチャのCPUのサポートなどが加わっている。

Mozillaのスケージュールでは、Firefox 19の正式リリースはともに2月18日(米国時間)としている。