ソニーは1月8日、4K(3,840×2,160ドット)表示対応の有機ELテレビとして世界最大を謳う56型テレビを開発したことを発表した。

4K表示対応・56型の有機ELテレビ(イメージ写真)

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最先端の酸化物半導体TFT技術とソニー独自の「スーパートップエミッション」方式を採用する有機ELテレビ。これにより、従来の有機ELテレビで一般的に用いられていた低温ポリシリコンTFT(薄膜トランジスタ)で課題とされていたパネルの大型化を実現。有機ELの長所である高コントラスト・高輝度・高速動画応答性能・広視野角と、4Kの高精細表示を楽しめる一台となっている。

ソニーは2007年に世界初となる11型の有機ELテレビ「XEL-1」を発売したが、民生用市場からは撤退。業務向けの有機ELディスプレイの開発に取り組んでいたが、2012年にパナソニックとの協業で次世代有機ELパネルを開発することを発表。大型モデルの量産化に向けた体制を準備している。

なお、今回発表された試作モデルは台湾のAUO社と共同開発したものとのことだ。