ジャストシステムは、ファイルサーバの肥大化原因を可視化し、重要度や利用状況などに応じて情報を整理できる「GDMS(Green Document Management System)」の最新バージョン「GDMS 3.0」を、2月22日より発売すると発表した。

「GDMS 3.0」では、管理対象にできるデータサイズを最大100TBまで拡大し、フォルダやファイルのアクセス権を自動管理できる機能を新搭載した。価格は、「GDMS 3.0(1TB)」で130万円(税別)から。

「GDMS」は、ファイルサーバに保存されている、何カ月もアクセスされていないファイルや内容が重複しているファイル、ファイル名が類似しているバージョン違いのファイルなどを可視化し、不要なファイルを削除、または任意の領域へ移動するなどの整理が行えるファイルサーバ肥大化対策システム。また、ファイルのアクセス権設定をチェックし、機密情報や重要文書の管理を支援する。

「GDMS 3.0」では、スケールアウト構成に対応したことにより、管理対象にできるデータサイズが最大100TBに拡大されたほか、複数台のファイルサーバ管理を仮想統合できるユーザーインタフェース「GDMSダッシュボード」を新搭載した。また、ファイルやフォルダへのアクセス権を自動管理できる機能を新たに搭載している。

「GDMSダッシュボード」には、複数のファイルサーバに散在する領域をサーバ単位や任意のグループ単位に仮想統合する「エリアナビ」や、整理効果の大きい分析条件を推奨する「おすすめの整理対象」がある。

「GDMSダッシュボード」

アクセス権を自動管理できる機能では、アクセス権を上位継承していないフォルダやファイルを検出し、アクセス権の状況を刷新したユーザーインタフェースで表示する。また、アクセス権の確認が必要なフォルダやファイルに対して、あらかじめ策定した修正方針に基づいてアクセス権を自動修正する機能も新たに搭載された。

動作環境は、Windows Server 2003/2008/2008 R2。