牡蠣養殖事業復興へのサポーターを募集中!

盛屋水産(宮城県気仙沼市)は、同社およびからくわの養殖事業復興をサポートする「牡蠣養殖事業復興サポーター制度」を募集する。

同社では、養殖した牡蠣をむき身にして消費者へ提供を行ってきた。東日本大震災から2年を迎えようとしているが、その牡蠣をむくための機械設備、処理施設がまだ整備されていないという。さらに牡蠣をむき身にする「むき子さん」の人員確保も難しくなっている。

サポーターには牡蠣むき体験の特典も

このほど募集開始した同制度は、からくわ鮪立湾(しびたちわん)で養殖された牡蠣、帆立等の海産物を前払いで購入することで、同社やからくわの養殖事業復興をサポートする制度。牡蠣むきに必要な設備導入および施設の整備に活用するほか、養殖漁業に関心を持ってもらえるよう漁業体験を積極的に実施する。

また、人員確保が難しい「むき子さん」も高齢化が進んでいることから、養殖漁業と牡蠣むきの技術・ノウハウを継承してもらえる若年者の「むき子さん」の育成と確保に力を入れていきたい、と話している。

「むき子育成&牡蠣養殖事業復興サポーター制度」は、1口1万円で受付。募集期間は2月末まで(第1次)。サポーター特典として、 1口につき「 牡蠣むき身300g×2、殻つき牡蠣10個 」が受け取れる。また、サポーター向け漁業体験(むき子体験等)も開催する。サポーター制度活用の取り組みについては、同社ホームページ で進捗状況を報告するという。