オージス総研は26日、オープンソースESBの「Mule ESB」(以下 Mule)を用いて、大阪ガスのSOA基盤を構築したと発表した。Webサービス化した各種業務システムを共通のサービスバスを通して疎結合で連携させるため、システムの追加・変更を柔軟に行うことができる。

大阪ガスSOA基盤イメージ

Muleは、世界で3200以上のプロジェクトで利用され10万人以上の開発コミュニティを持つオープンソースESB。国内では、サポートが受けられるエンタープライズ版をオージス総研が提供し、大手企業などで採用されている。メインフレームを含む様々な通信プロトコル、統合ミドルウェア、クラウドサービス、SAPなどに対応した約60のコネクタを持ち、企業のシステム構成に適した連携基盤を構築できる。

Muleを用いて「Webサービス連携基盤」と「メインフレーム連携基盤」を構築し、Webサービスの連携関係は「サービス連携管理システム」で管理し、2つの基盤に配信する。

これらにより、システム追加・変更の柔軟性向上し、各業務システムでの重複開発は不要になり、管理負荷を軽減できるメリットが生まれる。