5人組の女性ロックバンド・プリンセスプリンセスが、23日と24日の2日間にわたり、「PRINCESS PRINCESS TOUR 2012~再会~」ツアーのファイナルとなる東京ドーム公演を行った。

「PRINCESS PRINCESS TOUR 2012~再会~」ツアーファイナルを東京ドームで締めくくったプリンセスプリンセス

東日本大震災の復興支援のため、2012年限定で再結成したプリンセスプリンセス。女性バンドとして初めて日本武道館で公演を行った彼女たちが、今度は同じく女性バンドとしては初めて東京ドームで公演を実施した。両日とも4万5,000人を動員し、鳴りやまない拍手と感動が会場を包んだ。

ライブがスタートするとメンバーは「1年半前、3月11日の東日本大震災があってすぐ、1人じゃできない支援も、私たち5人であれば大きな支援ができるはずだから頑張ろう、 という話になりました」と再結成のきっかけをあらためて説明すると、「そこから始まった活動が、今、このように4万5,000人の前でその集大成を迎えられている事が、うれしくて、感動しています。ありがとうございます」と大観衆を前に感謝の気持ちを伝えた。

プリンセスプリンセスは代表曲「OH YEAH!」、「世界でいちばん熱い夏」、「ジュリアン」、「KISS」ほか、「パパ」、「M」といったバラードも披露。本編ラストをライブ定番曲「19 GROWING UP」で締め、メンバーたちがステージ袖に戻っていくと会場からは割れんばかりのアンコールが響き渡った。その声援に誘われるように、メンバーたちはステージに再登場。リーダーの渡辺敦子が、この2012に再結成した理由、そしてそれを支えたファンに向けて感謝の言葉を伝えると、代表曲「Diamonds」をファンと共に熱唱した。

解散ラストライブは大成功に終わったプリンセスプリンセス。今後は30日にTBS「第54回 輝く!日本レコード大賞」、31日に初となるNHK「第63回NHK紅白歌合戦」に出演し、今年1年間の活動を締めくくる。