12月28日(金)に全国公開されるアニメーション映画『青の祓魔師(エクソシスト) 劇場版』の完成披露試写会が24日、東京有楽町・よみうりホールにて行われた。

左から高橋敦史監督、メフィスト・フェレス役の神谷浩史、奥村燐役の岡本信彦、リュウ・セイリュウ役の木内秀信

2009年より加藤和恵が『ジャンプSQ』で連載中の人気コミック『青の祓魔師』は、2011年にテレビアニメ化され大ヒットを記録。初の劇場版となる本作は、正十字学園町を舞台に11年に1度の祝祭に盛り上がる主人公・奥村燐をはじめとした仲間たちの姿が描かれる。今回の完成披露試写会には、奥村燐役の岡本信彦、メフィスト・フェレス役の神谷浩史、リュウ・セイリュウ役の木内秀信の主演キャストと高橋敦史監督の計4人が登場した。

まず、本作を見た感想として岡本は「見どころが多すぎて、皆さんはどこが一番良かったんだろう……とドキドキしています。個人的には、監督がすごく力を入れていたオムライスのトロトロキラキラ具合が良かったです」とコメント。そして、劇場版オリジナルキャラクターとなる台湾出身の上一級祓魔師リュウ・セイリュウを演じる木内は「『青の祓魔師』の一員になれてうれしく思います。初っ端からアクションが多くてリュウの台詞がなかったんですが、台詞がないシーンが格好良かったですね」と会場の笑いを誘っていた。

そして、完成した映像を夢中になって見ていたという神谷は「こんなに夢中になったのは学生時代以来でした。スクリーンの奥に世界の広がりを感じたのがすごく魅力的でした」と絶賛。会場の反応について高橋監督は「初めて一般の皆さんに見てもらえる場だったのですが、予想外のところで笑ってもらえたのでうれしかったし、楽しい時間でした」と喜びをあらわにしていた。

試写会はクリスマスイブということもあり、サンタへの願いにまつわるトークで、神谷は「映画が大ヒットして、メフィストと獅郎の出会いを深く描いた、オリジナルエピソードをこのスクリーンでまた見たい。と頼みたいですね!」と新たな作品に意欲を見せる一幕も。最後に岡本が「28日に公開されたら、今度はお友達やみんなで見てもらえたらと思います。これからも『青エク』をよろしくお願いします!」と締めくくり、完成披露試写会は幕となった。