センチュリーは21日、家庭向けの高度利用緊急地震速報発報端末「地震の見張り番@home」(JMB-AH)を直販サイトで販売開始した。価格は31,500円で、情報配信料は無料。

地震の見張り番@home

「地震の見張り番@home」は、新幹線や学校などでも使われる、特定の場所・利用者への配信に向けた「高度利用者向け」の緊急地震速報を配信する端末。インターネットに接続した状態で緊急地震速報を受信し、予測震度や到達秒数、マグニチュード、震源地や震源の深さを表示する。

気象庁が発表する緊急地震速報は「一般向け」と「高度利用者向け」の2種類あるが、特定の場所での被害軽減を目的とする「高度利用者向け」は、広域にわたる地震被害の軽減を目的とする「一般利用者向け」と比べ速報性が高く、震源地や地震の到達時間などの詳細な内容も通知される。これに加え、端末が設置されている場所の緯度や経度情報をもとにした現地演算方式により、より精度の高い情報を提供するという。

本体には240×320ドット解像度のタッチパネル液晶を搭載。設定や、内蔵するFMラジオの操作などが手軽にできるほか、携帯電話の充電も可能。

本体サイズはW146mm×D43×H101mm(折り畳み時)、重量は約約350g。電源はACアダプタで、地震速報以外の機能であれば単3形乾電池×4本でも駆動する。