Texas Instruments(TI)は、競合製品比で消費電力を38%低減できるI2Cインタフェース互換の双方向アイソレータ製品ファミリとして「ISO1540」ならびに「ISO1541」を発表した。

2製品は、SiO2絶縁バリアによりロジック入力と出力バッファを絶縁する、ユニークな容量性絶縁技術を採用しており、これにより光カプラや電磁アイソレータと比較し、アイソレータの動作寿命を3倍以上延長することが可能となった。また、5V動作時の最大電源電流は8.5mA未満で、消費電力を競合製品と比較して最大38%低減し、産業用機器の発熱を削減することが可能なほか、伝搬遅延時間は62ns(最大値)と、競合製品比で52%高速を実現している。さらに、過渡耐性は±50kV/μs(代表値)で、過酷な動作環境での信頼性を向上することが可能なほか、デバイスのラッチアップを防止し、信頼性の高い動作を実現するオフセット回路構成により、デバイス内で絶縁双方向通信を実現している。

ISO1540は、複数のマスタを持つアプリケーション向けに、クロックとデータの2本の絶縁双方向チャネルを提供する一方、ISO1541は、シングル・マスタのアプリケーション向けに、双方向のデータと、片方向のクロック・チャネルを提供する。

2製品ともにすでに8ピンSOICパッケージで量産出荷を開始しており、1000個受注時の単価(参考価格)はISO1450が2.00ドル、ISO1451が1.80ドルとなっている。

TIのI2Cインタフェース互換の双方向アイソレータ製品「ISO1540」と「ISO1541」のパッケージイメージ