全国で交通系ICカードを発行する11の事業者と団体は2013年3月23日より、全国相互利用サービスを開始する。

来年3月より交通系ICカードの全国相互利用が可能に(写真はイメージ)

交通系ICカードの全国相互利用については、2011年5月の時点で2013年春からの実施が発表されており、このほど正式にサービス開始日が決定した。

全国相互利用サービスを実施する交通系ICカードは、Kitaca(JR北海道)、PASMO(パスモ)、Suica(JR東日本)、manaca(名古屋交通開発機構およびエムアイシー)、TOICA(JR東海)、PiTaPa(スルッとKANSAI)、ICOCA(JR西日本)、はやかけん(福岡市交通局)、nimoca(ニモカ)、SUGOCA(JR九州)の10種類。

同サービスの開始以降、いずれかの交通系ICカード1枚を持つことで全国の対象事業者の鉄道・バスが利用できる。サービスの対象となる交通事業者は、鉄道52、バス96の合わせて142事業者(6事業者は重複)。各エリアをまたがっての利用はできないが、首都圏のSuicaエリアとPASMOエリア、および九州のSUGOCAエリアとはやかけんエリアの一部(相互直通区間)はエリアをまたいでの利用も可能だ。

また、各交通系ICカード加盟店では、電子マネーによるショッピングも相互に可能となる(PiTaPaを除く)。12月1日現在の加盟店舗数は、全国で約19万8,750件。店舗により、相互利用サービスが順次開始となる場合もあるとのこと。