パナソニックシステムソリューションズは14日、パナソニックシステムネットワークス製のフルHD対応TV会議システム「HD映像コミュニケーションユニット(以下、HDコム)をハードケースに収納し、屋外に持ち出すことができる「可搬型コミュニケーションパッケージシステム」の発売を2012年12月より開始すると発表した。

「可搬型 コミュニケーションパッケージシステム」製品外観イメージ

同システムは、HDコム本体、HDカメラ、HDモニター、同軸LANコンバーター、バッテリー電源等をハードケース内に搭載し、LAN接続や同軸ケーブル通信による遠隔地の接続拠点間でのTV会議が可能なほか、IP-VPN経由による接続や、つながるねっとサービス等によるインターネット回線接続も可能となる。

さらに、HDコムの新ファームウェアでの追加機能として、無線対応AV-QoSにより、Wi-FiやWiMAX通信が使用できるため、様々なニーズや用途に応じた回線環境によるフィールドワークに貢献する。これにより災害現場のみならず、工事現場や遠隔地間での会議やPC作業等のオフィス環境構築が可能。

電源は、AC100Vに加え、停電を考慮したバッテリー電源での運用(標準システム構成に加えてノートPC等40Wまでの機器をサービスコンセントに接続して約1時間:約3.5時間充電後)が可能。また防水性・防塵性(IP66相当に優れたハードケースを採用することで、屋外に持ち出すことができる。

「可搬型 コミュニケーションパッケージシステム」システム運用例