野村総合研究所(NRI)は、新開発の小型専用機器とスマートフォン、タブレット端末、PC等のさまざまな端末を組み合わせて利用する、クラウド型の新モバイル決済サービスを、2013年秋から提供すると発表した。

タブレット端末とモバイル決済デバイス

このサービスは、これまでNRIが生命保険会社を中心に導入・展開してきた、モバイル決済端末を利用する共同利用型の決済サービスをさらに進化させたもので、パナソニック システムネットワークスが開発したモバイル決済デバイスにより、キャッシュカードやクレジットカードの読み取り、および暗証番号の入力など、カード機密情報の取り扱いに必要な機能を提供する。

また、帳票類は電子証憑化してプリンタ機能を廃止するなど、機能を絞り込むことでモバイル決済デバイスの小型軽量化を実現している。

決済デバイスは、従来のモバイル決済端末と比べて約半分のサイズであり、同社によれば、同様の機能を持つ機器としては、現時点で最小・最軽量クラスだという。

本サービスではクレジットカード決済以外に、国内金融機関が提供する「デビットカード決済」、およびオンラインで振替口座設定ができる「ペイジー口座振替受付サービス」が利用できる。

新モバイル決済サービスの概要