2n年ぶりに復活する「こたつ列車」

三陸鉄道は12月15日から、全国でも珍しい「こたつ列車」を運行する。2011年は東日本大震災の影響で運行することができなかったため、今回は2シーズンぶりの運行となる。

こたつ列車は、12月15日~2013年3月31日までの土日祝日を対象に(元日から1月6日までは毎日運行)、久慈(くじ)駅~田野畑駅までの区間を1日1往復する。4人向かい合わせの席にひとつのこたつが設けられ、みかん(12~1月)やせんべい(2~3月)を食べながら列車の旅を楽しめる。また、乗車した人には「こたつ列車乗車記念証明書」がプレゼントされる。

こたつ列車のもうひとつのポイントは、岩手県沿岸北部に伝わる小正月の「なもみ」が登場すること。なもみは、鬼面をかぶって家々を回り無病息災を祈願する行事で、秋田県のなまはげと同じような風習。車内で「なもみ」が練り歩く姿は迫力満点で、列車内はどよめきと歓声に包まれるという。

運賃は、乗車区間の乗車券(久慈~田野畑 片道960円)と指定席券(片道300円)。久慈~田野畑1日フリー乗車券(1,500円)の購入がおすすめとのこと。また、久慈発12時30分のこたつ列車の予約をされた人には、こたつ列車限定の特製お弁当の予約販売を行う。予約は乗車日の前日13時まで受付。価格は1,050円~。

こたつ列車は全て指定席。予約は三陸鉄道で電話にて受け付ける。