日立システムズは12月13日、日立製作所(以下、日立)のモバイル認証デバイス「KeyMobileMSD(キーモバイル・エムエスディー)」を活用し、Android端末で高度な本人認証を実現するモバイルセキュリティソリューション「VMSiCSセキュアモバイル」の販売を開始すると発表した。

モバイルセキュリティソリューション「VMSiCSセキュアモバイル」

本ソリューションと、日立システムズの仮想PC型シンクライアントサービス「VMSiCS(ヴイエムシックス)」をあわせて利用することにより、モバイル環境からAndroid端末を通じて社内システムにアクセスする際のリスクを低減できる。

Android端末でもハードウェアによるPKI認証が実現できるため、なりすましによる業務システムへの不正アクセスなどを防ぐことができ、シンクライアント端末として活用可能。また、個人所有のスマートデバイスで企業内のシステムやデータを利用可能なBYOD(Bring Your Own Device)での導入にも活用できる。

また、日立システムズは、2012年3月よりスマートデバイスを導入して業務効率向上をめざす企業向けに、導入計画から運用・保守・セキュリティ対策・ヘルプデスクまで、スマートデバイスのライフサイクル各段階に適したサービスをワンストップで提供する「スマートデバイストータルマネージドサービス」を提供しているが、本ソリューションも、そのラインアップの一つとして拡販、2015年度末までに「スマートデバイストータルマネージドサービス」全体で累計約280億円の販売をめざす。