Java Programming Language

OracleからJava SE 7 Update 10が公開された。Java SE 7 Update 10では、新たなプラットフォームへの対応やJavaアプレット/Web Startに対してセキュリティを強化する新機能の追加、50を越えるバグ修正などが実施されている。

Java SE 7 Update 10で対応された新プラットフォームは次のとおり。

  • x86-64アーキテクチャ上のWindows 8(ただしMetroUIは非サポート)
  • Windows 8上のInternet Explorer 10
  • Mac OS X Mountain Lion(10.8)

このバージョンではJavaアプレット及びJava Web Startのセキュリティを強化する新機能も導入されている。Javaランタイムには自身が最新のセキュリティ基準になっているかを確認する機能が追加されている。古いバージョンで未署名アプレットを実行しようとすると、更新を促す警告ダイアログが表示される。

また、ランタイムに有効期限がハードコードされるようになった。この有効期限が切れる前に新バージョンがリリースされることが前提とされており、期限後に更新が確認できない場合はランタイムがこのバージョンが安全でないと見なし、アプレットの実行前に常に警告が表示されるようになる。

その他にも、Javaコントロールパネルにセキュリティレベル設定(非常に高-高-中-低)やアプレット及びWeb Startを完全に無効にできるオプションが追加されている。このセキュリティレベルでは未署名アプレットの実行の可不可やどのような警告を表示するかなどの制御が行えるようになっている。