ゼンリンデータコムは、12月12日付で、デジタルサイネージ事業会社「株式会社 Will Smart」を設立したと発表した。

ゼンリンデータコムはこれまで、2012年7月の東京モノレール羽田空港国際線ビル駅での実証実験を皮切りに、大日本印刷との業務提携など、デジタルサイネージを活用したソリューションサービス事業の推進を行ってきた。

同社では、デジタルサイネージの市場は、スマートフォンに代表されるタッチパネル式ディスプレイの普及、アンドロイドなどの普及OSの登場など、これまでの広告表示を中心とした目的のみならず、多様な用途での展開がはじまっており、今後もさらに急速なスピードで多方面に発展していくと考え、このような市場環境をふまえ、デジタルサイネージを活用したソリューション事業のさらなる発展を目指すべく、新たに事業会社を設立したという。

新会社「Will Smart」は、資本金が5,100万円で、ゼンリンデータコムが100%出資。事業として、デジタルサイネージを活用したソリューションサービスの提供、デジタルサイネージ機器の企画製造販売、デジタルサイネージ向け地図等のコンテンツの企画開発および配信、企業広告や商品販促用コンテンツ企画制作および配信を行う。

Will Smartは今後、オリジナル機器の製造からオリジナルコンテンツの開発までを行っている強みを活用し、鉄道事業者などの公共機関向けのソリューションや、小売流通業やメーカーなどの商用向けのソリューションなど、多様な展開を積極的に行っていく。また、海外での事業展開も積極的に推進していくという。