2013年1月6日からスタートするNHKの大河ドラマ『八重の桜』(毎週日曜 20:00~20:45 ※初回のみ73分拡大版)の完成試写会が11日、東京・渋谷の同局で行われ、主演の綾瀬はるかをはじめ西島秀俊、鈴木梨央が出席した。

ドラマ『八重の桜』の完成試写会に出席した綾瀬はるか(左から)、鈴木梨央、西島秀俊

『八重の桜』は、戊辰戦争時に会津・鶴ヶ城でスペンサー銃を持って新政府軍と戦い、"幕末のジャンヌ・ダルク"と呼ばれた新島八重の一代記。「ならぬことはならぬもの」という会津の教えのもと、悪妻と言われようが義に生きた八重の一生を描く。

この日は1月6日に放送される第1話『ならぬことはならぬ』の試写会を実施。その後行われた会見に登場した主演の綾瀬は「ようやく第1話が完成して、いよいよ始まるんだなと胸が高まっており、全身全霊で演じて頑張っていきたいと思います。より多くの方に愛されるドラマにしたいですね」とあいさつした。八重の兄・覚馬を演じる西島は「現場は出演者もスタッフも演出班も一丸となって進んでいて、力が強くなっています。今はかなり会津が厳しい状況になっているところを撮影していますが、第1話を見たら平和で楽しく過ごしていて感じるものがありました。本気で演じていますので、楽しみにしてください」とアピールした。

綾瀬と八重の幼少期を演じる鈴木梨央は、この日が5度目の再会。綾瀬が「八重ちゃんは活発で元気なんですけど、実際の八重(鈴木)ちゃんは物静かで、どっちかっていうと女の子らしい印象でした。第1話は本当に元気で愛らしく、梨央ちゃんに引き続いて私も頑張らないといけないなと思いました」と鈴木にパワーをもらった様子。鈴木も「綾瀬さんは憧れで大好きな女優さん。でもテレビで見ると本当に八重さんみたいで、普通で見ると笑顔も可愛らしいです。私も綾瀬さんみたいになりたいな~と思いました」と笑顔を見せた。

また、綾瀬は兄役の西島について「覚馬さんには銃を習ったりと同じ山本家なので接点が多いんです。西島さんがいらっしゃると自然にその空気になるというか、考えなくても西島さんの演技を感じることで自然に気持ちがふっとなっていきます」と話していた。