Texas Instruments(TI)は、ワイヤレス充電技術を推進する「Alliance for Wireless Power(A4WP)」に加入したことを発表した。

すでに同社は同じくワイヤレス充電技術の普及・促進を目指す「Wireless Power Consortium(WPC)」にも加入しており、WPCが推進するQi標準規格に準拠したワイヤレス・パワー・レシーバ「bqTESLA」およびトランスミッタIC製品の開発を行っているが、今回のA4WPへの加入により、Qi方式たけでなく、A4WPが進める磁界共鳴方式の仕様についてもサポートしていくこととなる。

なお同社は、今回のA4WP加入について、「これまで、ワイヤレス・パワー市場向けに、高度なワイヤレス充電機能を積極的に提供してきており、現在、WPCのQi仕様が同市場の標準的なテクノロジーであることは明らかだが、WPCとA4WPの両方が研究中の粗結合のワイヤレス電力伝送テクノロジーに向かう新生のトレンドがあり、我々としては、これら両方のイニシアチブ団体と緊密に協働することが、ワイヤレス・パワー業界を引き続きリードしていくために役立つと考えたことから、今回の加入を決定した」と説明している。