セイコーウオッチは2013年1月12日、機械式腕時計ブランド「セイコー プレザージュ」から、セイコーの腕時計100周年を記念した国産初の腕時計「ローレル」をリデザインした限定モデル2機種を全国で発売する。

国産初の腕時計「ローレル」(写真左)とリデザインした限定モデル(同右)

1913年(大正2年)、懐中時計が主流だった時代に同社は国産初の腕時計「ローレル」を製造・販売。2013年、原点ともいえる「ローレル」の意匠、理念にあらためて光を当て、当時の精神を現代の技術とデザインで再構築した限定モデルを各500本限定で販売する。

今回のモデルも、半永久的に色あせない美しさを保つほうろう素材を採用。職人の手で1枚1枚作られるほうろうダイヤルは、深みのある色合いと独特の艶を持つ。文字盤の12時表示「XII」は、当時のモデルと同じく赤で印刷し、思いを未来へと引き継ぐ。

「SARW005」モデル(10万5,000円)は、機械式ならではのパワーリザーブ表示機能を備え、実用的な多針モデルに。6時の位置には、初代「ローレル」の秒針をほうふつとさせるアナログ式カレンダーを備えた。「SARX011」モデル(8万4,000円)は、当時の技術では実現できなかった時針・分針・秒針の同軸駆動ムーブメントを採用。ほうろうの艶やかな美しさをストレートに表現する。