Googleはこのほど、同社の提供する「Google Apps for Business」の料金体系を一部変更した。これまでGoogle Appsには有償版のほか、小規模企業ユーザー向けの無償版が用意されていたが、企業が無償版を利用する場合に、利用できる容量が少ないことや24時間体制のカスタマーサポートがないことが大きなネックになっていたという。

また、新機能を追加する際、企業向けの機能検証が完了するまで個人ユーザーに対しても新しい機能を提供できないなど、従来のシステムには課題があったという。

今回の料金体系の変更は、従来システムの課題を解決するためのもの。小規模企業ユーザー向けの無償版を廃止し、企業ユーザーは1ユーザーあたり月額600円で統一され、Gmailの容量25GBや、24時間体制のカスタマーサポートを利用できるように変更された。

なお、料金体系の変更は、新規でGoogle Appsを利用する企業が対象。すでに無償版を利用している場合は、今後も無償版を使うことができる。また、教育機関向けの「Google Apps for Education」も、引き続き無償で提供される。