日本交通と日本交通の決済代行を行う日立ソリューションズサービス、ジェーシービー(JCB)、シティカードジャパンおよび三井住友カードはこのたび、スマートフォンでタクシーが呼べるアプリ「日本交通タクシー配車」にて、事前にクレジットカード情報(JCB、AMEX、Diners、Visa、MasterCard)を登録し配車依頼をすると、降車時に支払い手続きが不要になる新しいタクシー決済サービスを開始した。

日本交通は2011年1月より、タクシーの配車依頼をアプリのみで完結できるアプリ「日本交通タクシー配車」の提供を行っている。タクシーの迎え先を地図上で簡単に設定し、配車依頼できる利便性からリリース以来、11月時点で25万件ダウンロードがあり、多くの顧客に利用されているという。

このたび、同アプリに新しい決済サービスを追加した。このサービスは、事前にスマートフォンでクレジットカード情報を登録した上で配車依頼をすると、降車時、決済端末処理や伝票へのサインなどの支払い手続きが不要になるサービス。降車後、事前登録したクレジットカード情報を基に決済処理が行われ、乗車日翌日までに事前登録したメールアドレスに利用明細が送られる。本人利用だけでなく第三者の乗車にも利用できるため、子どもに現金を持たせることなくタクシーに乗車させることも可能となるなど様々な利用シーンが広がるという。

同サービスは、スマートフォンのアプリ「日本交通タクシー配車」だけでなく、日本交通のホームページ上の羽田空港定額予約などにも対応予定で、スマートフォンを持っていない顧客も利用できるようになる。「日本交通タクシー配車」の姉妹アプリ「全国タクシー配車」にも、2013年中には同サービスを追加する予定だ。

日本交通および日立ソリューションズサービスは今後も顧客のニーズに対応できるよう様々なサービスを展開し、顧客満足度向上を図っていくとしている。またJCB、シティカードジャパンおよび三井住友カードは、今後も決済分野の拡大を図り顧客の利便性向上に努めていくとしている。