2人組の音楽ユニット・m.o.v.eが8日、自身のホームページを通じて解散することを発表した。2012年はデビュー15周年の年だった。

12月8日に解散を発表したm.o.v.e

これまでシングル31枚、アルバム26枚をリリースしてきたm.o.v.e。エイベックス所属の初期アーティストとして、1990年代の音楽業界を盛り上げ、アニメ「頭文字D」の主題歌を多数担当するなど、カーユーザーからも絶大な支持を得ていた。10月1日でデビュー15周年を迎え、12月19日には15周年を記念したベスト・アルバム『Best moves.』を発売する予定だったが、解散に伴いタイトルを『Best moves. ~and move goes on~』に変更。発売日も2013年2月27日に延期することを同時に発表した。CD購入者を対象にファンへの感謝の思いを込め、2013年3月16日に赤坂BLITZにて無料ラストライブ「m.o.v.e The Last Show ~Champagne Fight~」が行われる。

ボーカル担当のyuriは「15年以上もの間、私たちを好きでいてくれたことへの感謝、出会ったたくさんの人への愛情や思い出、本当に多くの思いが今の私の中にはあります」と心境を明かし、「15年から先の新たな挑戦に向けて、私たちは多くの話し合いを重ねてきました。そしてこれが、今の私たちが出した結論です」と解散に至るまでの経緯を報告。また、「みんなはこれを聞いてなんて思うのかな…怒られるかな…悲しまれるかな…私たちだけじゃなく、みんながいて m.o.v.e。一緒にいっぱい、騒いだね。本当に楽しかった。幸せだった」と振り返りながら、「来年、またライブをやります。でもそれが m.o.v.e 最後のライブになります。だから今までで一番のパーティーにしたい」とラストライブへの意気込みを語った。

一方、ラップ担当のmotsuは「僕たちの音楽を楽しんでくれた全ての方々に感謝します。長い間作品をチェックしてくれた方、ライブに足を運んでくれた方、活動を支えてくれて本当にありがとうございました」と感謝の気持ちをつづり、「僕たちは個々それぞれの道を行くことを決めました。走る景色は変わりますが、僕たちが創ってきた音楽はずっとあの峠を、いつまでも全開で走り続けることでしょう」とファンへメッセージを送っている。