宮崎あおい、向井理が初めて共演し夫婦役を演じる映画『きいろいゾウ』(2013年2月2日公開)の予告編が6日、公開された。

映画『きいろいゾウ』(2013年2月2日公開)

同作は、西加奈子のロングセラー小説を映像化。宮崎あおいが演じるのは木々や動物たちの声が聞こえるツマで、向井理は背中に鳥のタトゥーが入った売れない小説家・ムコを演じる。お互いに"秘密"を抱えたまま結婚し、穏やかで幸せな日々を過ごしていたものの、ムコ宛てに届いた宛名のない一通の手紙をきっかけに、二人の関係は大きく揺らぎはじめる。今回公開された予告編では、そのストーリーを描きながら、ツマの「ムコさんには忘れられない恋人がいるんだよ」の一言や、「どうかムコさんを返してください。お願いします」と涙ながらに訴える姿など、物語の重要なシーンが収められている。

本作で初共演を果たした宮崎と向井。宮崎は「2回ほどお会いしたことがあったのですが、その時の印象でいうと…話にくい人なのかなと、ちょっと思っていました(笑)」、向井は「このままの感じの人なのかなという部分と、絶対何か隠し持ってるなと思っていた部分がありました(笑)」というように、初対面の印象は独特だったようだ。ところが、宮崎は「でも、始まってみたらそのときのイメージとは全然違ったので安心しました。話しやすい方ですし、すごくいい意味で、普通だったんです(笑)」とギャップがあったことを明かし、「それがとても安心しましたし、ツマとムコを一緒に作っていくなかで、きちんとふたりの関係性を作り上げることができるなあと思いました」と振り返っていた。

一方、向井は「ハートの部分で、外見でイメージするだけじゃない人だろうと思っていたので。それは想像どおりで、筋がある方だなという感じがします」と語り、「小説を読んだときもイメージしていたのですが、実際お会いして顔合わせのときに宮崎さんの髪型が前髪パッツンになっているのを見た時に、『ああ、ツマっぽいな』と思いました」と、彼にとっての宮崎はハマリ役だった様子。2人のシーンが多いため多少のプレッシャーはあったようだが、「でも考えるよりもやってみるのが一番ですね。一緒につくっていけたらいいなと思いました」と語った。

(C)2013西加奈子・小学館/「きいろいゾウ」製作委員会