東京都内生活実感値総合ランキングベスト20

不動産・住宅情報サイト「HOME'S」を運営するネクストは12月4日、東京23区ならびに東京都市部在住者を対象とした、「東京都内生活者実感」調査の結果を発表した。

同調査は、居住市区の住み心地についてどのような評価を行っているかを調べたもの。調査は10月12日~10月15日、東京都内の対象市区(42市区)に1年以上継続して居住している20歳以上の男女を対象に実施。有効回答数は6,291件だった。

「生活実感値」満足度トップは武蔵野市

東京都内で「生活実感値」満足度総合トップは武蔵野市となった。エリア別では、生活実感値上位15位以内のうち12の市区が、「JR中央線寄りの都下・西部」「都心」「湾岸地域」に集中している。

上記の3エリアの「生活実感値」「住まい選びの重視ポイント」を比較すると、都心部の住民は特に、「交通の利便性」に対する重視度が非常に高い。加えて実感値も高いことが、高い満足度につながっていることようだ。

また、「地域の安全」に対する満足度でも、上記の3エリアに該当する市区で高い傾向にある。一方で、「日常の買い物関連」に対する実感値は大きく下回り、全体平均以下の生活実感値という結果となった。

「継続居住意向」トップも武蔵野市

継続居住意向は「交通の利便性」に優れた都心部が上位に

「また同じ市区に住みたいか?」を聞いたところ、「生活実感値」満足度ランキング第1位の武蔵野市が、「継続居住意向」でもトップ(85.6%)という結果となった。また上位5位中、武蔵野市を除く4市区は全て都心部の市区という結果になっており、「生活実感値」ランキングでは20位圏外だった渋谷区も、「継続居住意向」では第9位となった。東京都心部住民の「継続居住意向」の高さがうかがえる。

都心部住民は現状で「日常の買い物関連」に多少の不便を感じていても、今住んでいる区の「交通の利便性」「地域の安全」を重視しているようだ。