日立ソリューションズは、米Go Daddyが提供する「スターフィールドSSLサーバ証明書」の販売を12月11日から開始すると発表した。

スターフィールドSSLサーバ証明書 イメージ図

ウェブサイトへの安全なアクセス環境を構築するには、SSLサーバー証明書が不可欠だが、従来、SSLサーバー証明書はサーバー単位、およびドメイン単位での導入が必要だった。しかし、昨今のクラウドコンピューティングや仮想化技術によりマルチサーバーやマルチドメインなどWebサーバーの構成は複雑化しており、極力構成に依存しないSSLサーバー証明書の提供が求められている。

このような背景の下、日立ソリューションズはマルチサーバー、マルチドメイン環境下でコスト削減と運用負荷軽減を実現する「スターフィールドSSLサーバ証明書」の提供を開始。同証明書は、世界最大級の認証局である米Go Daddyが発行する信頼性の高いSSLサーバー証明書だという。

同証明書は、単一ドメイン内であれば、1枚のSSLサーバー証明書を、ドメイン内の複数サーバーで共用(複製)して利用することができる(台数無制限)。このため、クラウド上の仮想化環境で変動するサーバー台数分や、負荷分散構成時に同時稼働するサーバー台数分のSSLサーバー証明書を用意する必要がなく、サーバー増設の際にも追加ライセンスの取得が不要。

また、1枚のSSLサーバー証明書で複数のサイトやサブドメインに対応可能な、マルチドメイン・ライセンス(5ドメイン毎)や、ワイルドカード・ラインセンス(サブドメイン無制限)を提供している。1つのIPアドレスでの運用も可能なため、バーチャルホスト環境でSSLサーバー証明書を集約することもでき、クラウドコンピューティングなどで大規模サイトを運用している場合に、コスト削減が可能となる。

さらに、1枚のSSLサーバー証明書でマルチサーバーやマルチドメインに対応しており、システム内でSSLサーバー証明書の集約化ができる。このため、ホスティング事業者や個人情報を取り扱うECサイト等の運営企業は、コスト削減に加え、運用・管理負担の軽減を行うことができる。

証明書の価格は、次のとおり。

スターフィールドSSLサーバ証明書 価格