富士通システムズ・ウエストは3日、現場業務からマネジメント業務までの建物全体のトータル管理を考える建物総合管理システム「Patina(パティーナ)」を発表し、2013年1月17日より提供開始する。販売価格は同時アクセス5ライセンスで250万円(税別)。

「Patina」のシステム概要

Patinaは、同社製品「EDRAS施設管理」をもとに機能強化した/刷新した製品で、設備管理/保全計画/実績管理などの現場業務や、建物で使用する電力や水のエネルギー管理やコストのマネジメント業務まで、建物に関わる業務を総合的に管理できる。

震災の影響による電力不足の対応は、短期的なピーク電力の抑制だけでなく、中長期的な電力管理が重要性が高まっており、そういった建物維持保全管理業務の総合的サポートを実現できる。

Patinaは、保全計画の立案、日々の作業日報登録、消耗品管理、設備に関係する文書・図面の管理、保全履歴等の検索機能等、日々の設備運転業務で必要となる機能を標準搭載し、点検検針業務機能はモバイルにも対応可能。

また、エネルギー管理指定業者に義務付けられているエネルギー利用状況の管理、提出する定期報告書の作成などの管理機能を搭載している。

そのほか、ビル管理データや検針値を取り込み、省エネの対策を実施するために必要となるエネルギー使用状況を見える化し、インターネットブラウザ対応したダッシュボード機能を使って社内公開が可能。