積極的治療をしてほしいと答えた医師は1.3%

医師・医療従事者向け情報サービスサイトを運営するケアネットは11月30日、医師1,000人に対して行った「自分自身の延命治療」についての調査結果を発表した。同調査は、医師・医療従事者向け専門サイト「CareNet.com」の医師会員に対し、11月15日~16日にかけて行われたインターネット調査。

自分自身の延命治療、医師の70.8%が「控えてほしい」

まず「自分自身の延命治療」について聞いたところ、70.8%の医師が「控えてほしい」と答えた。自由回答では「自分で思考できて初めて"生きている"と考えている」「だんだん状態が悪くなる姿をさらしたくない」「家族の精神的・経済的負担が大きすぎるのを普段から見ているため」「(回復が見込めないなら)お金と医療資源は必要な人のために使わなければいけない」などがあがった。

自分の延命治療、約半数の医師が外部に意志を表明

半数以上の医師が、延命治療への考え方を周囲に伝えている

「自分自身の延命治療のついての意思表明」を聞いたところ、「希望はあるが表明していない」と答えた医師は43.4%だった。一方「書面に残している」医師は6.4%、「家族に口頭で伝えている」医師は40.0%と、約半数が何らかの形で外部に表明していることが分かった。調査の詳細、医師の自由回答は「ケアネットのプレスリリース」で閲覧できる。