富士フイルムは11月29日、画像保管サービス「マイフォトボックス」のバージョンアップを実施した。今回のバージョンアップでは、PCやスマートフォンで画像を閲覧できる「バーチャルフォトブック」の自動作成機能が追加された。

マイフォトボックスは、デジタルカメラやスマートフォンで撮影した画像データをインターネット上で保管するクラウドサービス。同社のネットプリントサービスに会員登録を行うと利用可能になり、1.5GBまでの画像データを無料で保管できる。また、画像データを国内2ヵ所のサーバーに保管する、画像データをDVDに書き込んで届けるといった有料サービスも用意されている。

今回のアップデートでは、画像データをアップロードするだけで、PCやスマートフォンで画像を閲覧できる「バーチャルフォトブック」を自動作成できるようになった。

バーチャルフォトブックの画面イメージ

バーチャルフォトブックを自動で作成する際には、独自の画像解析技術を活用したソフトウェア「イメージオーガナイザー」が画像データを時系列順にグルーピングし、手ブレ・被写体ブレの有無やピントの合い具合といった評価をし、人物の顔がキレイに写っている画像を優先的に大きく配置するなど、最適な形でレイアウトされるという。また、類似画像がある場合は、その中で最も良い画像を1枚だけ選出するため、画像の重複も防げるようになっている。

バーチャルフォトブックは、SNS上で友人と共有したり、製本されたフォトブックとして注文したりすることもできる。