「萩尾望都 対談集 1990年代編 物語るあなた 絵描くわたし」帯付き

萩尾望都の対談集第3弾「物語るあなた 絵描くわたし」が、本日11月30日に河出書房新社より発売された。

第1弾では1970年代、第2弾では1980年代に行われた萩尾とゲストとの対談を収録してきたが、今回は1990年代の対談を収載。中島らも、夢枕獏、森博嗣、氷室冴子、ささやななえ、巖谷國士の6名と萩尾が熱く語り合っている。

また新たに東村アキコとの対談を録り下ろし。少女マンガをこよなく愛する東村は「萩尾作品の大ファン」と語り、自分が影響を受けた萩尾マンガとして意外な作品を挙げている。さらに萩尾は東村作品について、彼女ならではの評価を明らかにした。

巻末には12ページの単行本未収録マンガ「わたしのデビュー時代」を収録。1985年にとある雑誌に掲載されたきり、世に出ることのなかった幻のエッセイマンガだ。そのほか萩尾による書き下ろしのあとがきも収載。帯には月刊ASUKA1992年10月号(角川書店)の口絵に掲載されたカラーイラストが使用されている。

萩尾望都 対談集 1990年代編「物語るあなた 絵描くわたし」

第1章 中島らも「恐怖の快感」
第2章 夢枕獏「小説をマンガで描く愉しみ、マンガ化してもらう悦び」
第3章 森博嗣「創作のきっかけは萩尾作品」
第4章 氷室冴子「空想からの発想」
第5章 ささやななえ「マンガ今昔物語」
第6章 巖谷國士「マンガ独特の体験」
第7章 東村アキコ「私の人生を変えた萩尾作品」
マンガ「わたしのデビュー時代」萩尾望都
あとがき「物語るあなたがた」萩尾望都