アンテナ出力を2系統装備し、2台のテレビに同時に接続できるブースター「VRB33SU」

日本アンテナは11月30日、家庭用卓上ブースター「VRB33SU」「VRB33MU」を発表した。発売は12月上旬。希望小売価格は、VRB33SUが15,750円で、VRB33MUが13,650円。

これまで、家庭で使用される卓上ブースターは、アンテナの出力端子を1系統しか装備していない製品のみだった。そのため、複数のテレビやレコーダーなどを使用している場合、レコーダーのアンテナ出力を利用したり、それでも足りない場合にはアンテナ分配器を利用することになっていた。

VRB33SUおよびVRB33MUは、卓上ブースターとして初めてアンテナ出力を2系統装備した製品。テレビやレコーダーのアンテナ配線をシンプルにまとめることが可能だ。

2製品の違いは、VRB33SUがUHFとBS/110度CSの電波を増幅するのに対して、VRB33MUではUHFのみ増幅し、BS/110度CSの信号は増幅せずにそのまま通過させるという点。UHFの利得は25~33dBで、VRB33SUのBS/110度CSの利得は20~28dBだ。利得を調整するためのアッテネーターも内蔵されている(0~-10dB)。

衛星アンテナを使用する場合、アンテナに接続されたテレビからアンテナ線を使って給電を行う必要がある。VRB33SU、VRB33MUともに、2系統あるアンテナ端子のどちらにつないだテレビからでも給電を行うことが可能だ。

本体サイズはW125×D127×H39.5mmで、重量は0.6kg。消費電力は、VRB33SUが1.8Wで、VRB33MUが1.3Wだ。