三菱重工業は11月30日、日本輸送機(ニチユ)と、フォークリフト事業の統合に向けた基本合意書を締結、統合会社を設立すると発表した。

フォークリフト事業において、三菱重工は大型から小型までエンジン車を中心に強みを持つ一方で海外展開を図り、現在は米国・フィンランド・中国 大連に生産・販売拠点、オランダ・シンガポール・中国上海に販売拠点を持つ。

ニチユは、バッテリー式フォークリフトを開発したメーカーとして、主として日本国内とアジア圏において中小型のフォークリフトや物流システム等の製品を中心に事業を展開している。

事業統合することにより、商品ラインアップの充実、販売ルートの共通化・最適化、効率的かつ市場ニーズに即した製品開発、グループ全体での人員配置や設備投資の最適化などを行うとしている。

統合会社の所在地は京都府長岡京市で、設立は2013年4月1日を予定。主な事業内容は、フォークリフト事業、物流システム事業およびその他事業に係る製品の製造、販売および保守サービスとなっている。なお、社名、資本金などはまだ決定していない。