函館市企業局交通部は12月10日、函館市電の新車両「8010号」の納車の様子をファンらに公開する「搬入風景撮影会」を実施する。定員は30名程度で、参加費は3,000円(乗車料金、弁当代、記念品代を含む)。現在、参加者を募集している。

新車両「8010号」の床下機器は旧811号車(写真)のものを使用する

函館市電8010号は、旧811号の台車など床下機器を使用し、車体のみアルナ車両製の新造車体とした車体更新車。函館市電の主力車種として活躍する8000形の10両目の車両で、8000形はいずれも8010号と同様に旧800形の台車と新製車体の組み合わせになっている。

当日は、駒場車庫構内にてトレーラーから8010号が荷下ろしされる光景を見学。庁舎2階から車両上部の撮影を行った後、停車したアミューズメントトラム(501号)車内にて、特製弁当を食べながら函館市電のDVD鑑賞を楽しむ。函館市のプラモデルメーカー「グレイスモデル」のデビュー商品「函館市電8000形電車プラモデル」などの市電グッズ販売や系統板のオークションもあわせて行う。

参加申し込みは、函館市電の撮影会告知ページから。締切は12月5日だが、早期に打ち切る場合もある。応募多数の場合は抽選となる。