STMicroelectronicsは、ファクトリ・オートメーション(FA)や医薬品製造といった分野で使用される高精度な駆動装置や位置制御装置の静音化や小型化、軽量化、簡素化、効率化などを可能とするデジタル・モータ制御用IC「cSPIN」を発表した。

同製品は、回転速度の精密な制御を可能にする2相ステッピング・モータ向けのマイクロ・ステッピング制御用ICで、メイン・コントローラとの通信には、標準シリアル・ペリフェラル・ インタフェース(SPI)を採用しているほか、動作電圧範囲が8~85Vのモータ・パワーステージ用内蔵ゲート・ドライバ回路を搭載、これにより各種機器の電力範囲を最大300Wまで拡張することが可能だ。また、共振防止などの既知の課題を解決できるように最適化されているため、滑らかで静かなモータ動作を実現することができるという。

同製品には、最大1/128のステップ分解能でのマイクロ・ステッピング動作をサポートする「L6480」と予測的制御アルゴリズムおよび自動適応型減衰モードを備えた「L6482」が用意されており、いずれもすでに量産を開始しており、単価は1000個購入時に約3ドルだという。

STのデジタル・モータ制御用IC「cSPIN」のパッケージと適用イメージ