Firefox web browser - Faster, more secure & customizable

Mozillaは26日(米国時間)、Firefox 18がベータチャンネルに移行したことを発表した。「Firefox 18 beta」の公開とともに、Firefox 18に実装された主な新機能も合わせて紹介している。Firefox 18では、WebアプリやWebゲームがより快適に動作するようJavaScriptエンジンの改善やW3C Touchイベントの対応などが実施されている。新たに実装された主な新機能は次のとおり。

  • IonMonkeyの導入
  • W3C標準のTouchイベントをサポート
  • Macユーザ向けとしてRetina ディスプレイに対応(Mac OS X 10.7以降)
  • 安全でないコンテンツの読み込みを無効化する機能を導入
  • WebRTCを初期サポート
  • 組み込みのPDFビューワを導入

特にJavaScriptのJITコンパイラとして新たに導入されたIonMonkeyは、JavaScriptの実行速度をより高速化させている。開発チームでは以前のバージョンとJavaScriptの処理速度を比較したベンチマークを公開している。その他にも、CSS flexible boxの実装やプロキシを使用しているユーザ環境での応答性の向上などが行われている。

ベータ版Firefox 18はWindows、Mac、Linux向けのパッケージが用意されており、こちらよりダウンロードできる。Firefox 18の正式リリースは年明け後の1月8日前後に予定されている。