エクレアは11月27日、「カドー空気洗浄機」を12月10日より販売することを発表した。ラインナップは最大適用畳数が55畳、39畳、23畳、9畳の4モデル。全国のヨドバシカメラおよびオンラインストアで販売され、価格は55畳用の「AP-C700」が128,000円、39畳用の「AP-C500」が99,800円、23畳用の「AP-C300」が69,800円、9畳用の「AP-C100」が44,800円となっている。

「カドー空気洗浄機」

独自開発の光触媒活性炭フィルター「フォトクレアシステム」とツインブーストファンを搭載する空気清浄機。「カドー」という名称は、「華道」から採ったもので、「空間を生ける」「豊かな空間を成立させる」というコンセプトが込められている。

フォトクレアシステムは、活性炭と可視光で反応する新型触媒により、フィルターをセルフクリーニングにより自己再生する独自技術。これに加え、左右の吸気口から大量の空気を取り込むツインブーストファンが、毎分15.3平方mの空気洗浄を可能にした(AP-C700の場合)。この2つの機構により、米国家電協会(AHAM)が定める「CADR(クリーンエア供給率)」という指標で、日本メーカーとして最高値を獲得したという。

「フォトクレアシステム」(写真左)とツインブーストファン(同右)の仕組み

シックハウスの原因となるホルムアルデヒドの除去や、ウイルス・細菌・カビの除去に高い効果を発揮する

エクレアの古賀宣行代表取締役

27日に実施された報道関係者向けの発表会では、エクレアの代表取締役・古賀宣行氏が製品開発の経緯などを説明。「日本で空気清浄機は普及率50%以上の成熟市場で、我々が後発であることを認識している」とした上で、日本で主流のイオン方式ではなくフィルター方式をあえて採用することで差別化を図ったことを紹介した。

加えて古賀氏は、独自技術のフォトクレアシステムとツインブーストファンで世界最高レベルの清浄力を実現したことを強調。「フィルター方式では寿命が短いのが欠点だが、セルフクリーニング能力を持つフォトクレアシステムにより、交換寿命1年を実現した」とも説明した。

交換フィルターの価格はAP-C700用が20,800円、AP-C500用が12,800円、AP-C300用が10,800円、AP-C100用が6,800円(AP-C700用のみ2枚セット)。なお、AP-C700のみフィルターは2枚セットで使用する。

古賀氏によれば、「2013年に5億円、2万台の売り上げを目指す」とのことだ。

ボタンは4つのみのシンプル操作

交換用フィルター