俳優の阿部寛、お笑い芸人の村上ショージ、女優の石原さとみらが23日、東京・TOHOシネマズ六本木で行われた、映画『カラスの親指』の初日舞台あいさつに出席した。

左から、小柳友、石原さとみ、阿部寛、村上ショージ、能年玲奈、伊藤匡史監督

映画『カラスの親指』は、直木賞作家・道尾秀介の同名小説を映画化した作品で、プロのサギ師である"カラス"たちの大勝負を描くミステリー。悲しい過去を背負うサギ師のタケ(阿部)と相棒で新米サギ師のテツ(村上)のもとに、ひょんな事から、やひろ(石原)とまひろ(能年玲奈)の姉妹と貫太郎(小柳友)が転がり込み、奇妙な5人暮らしが始まる。社会のドン底で生きてきた彼らは、タケの暗い過去の事件をきっかけに、一発逆転の大勝負に出ることを決意する――というストーリーで、映画は全国公開中。

舞台あいさつには、キャストの阿部、村上、石原、能年、小柳と伊藤匡史監督が登壇し、主演の阿部は「ショージさんとコンビを組んで、この5人で擬似家族を演じました。最後は面白い事になってるので満足してもらえると思います。自分の中では評価の高い作品です」とあいさつし、「それぞれが自分勝手なキャラクターなんですが、みんな普段のままの雰囲気。監督が粘る方なので、1日18時間も撮影してたんですが、そのおかげで5人の家族としての生き生きした表情が撮れてると思う」とアピール。自由奔放な性格のやひろを演じた石原は「すごく楽しいキャラクターでした。私も個人的に映画館で見たいくらい大好きな作品なので、みなさんにも愛してもらえたら。色んなところに伏線があるので、しっかり目を開いて観て下さい!」と笑顔でPRした。

スリの名人・まひろを演じた能年は「最初は緊張してたけど、段々家族みたいになって楽しかったです。まひろは結構色々言っちゃう子なので、阿部さんに『こんな事を言って良いんだろうか?』と思ってました」と明かすと、阿部に「監督に鍛えられたみたいですが、堂々としてましたよ」と太鼓判を押されてほっとした様子。また、「能年さんは、怒られても落ち込まずに美味しそうにご飯を食べてて、自分と似てると思った」とエピソードを披露した村上は、同作が本格的な映画の初出演で「みなさん本当にすごい方ばかりで、新人の能年さんかて全部セリフを覚えてはるんですよ! みんながワイワイやってる中、僕は助監督と付きっ切りでセリフを覚えてて気が狂いそうだった」と吐露。更に「いつもは面白い事を言ってるけど、今は何も言えない状態。これで芸能界を引退してもいいくらい」と"スベリ芸"を封印する村上に、観客から「ショージさん! どういうこと!?」と声がかかると、「しょうゆうこと!」とギャグを返して笑わせていた。