JR東海は21日、東海道新幹線の東京駅・品川駅・新横浜駅のホームまたはコンコースに、室内化された喫煙ルームを新たに設置すると発表した。

東海道新幹線の東京駅、品川駅、新横浜駅に喫煙ルームが新設される(写真はN700系)

同社は昨年3月より試行的に屋外喫煙コーナーの室内化を実施し、東京駅の14・15番線11号車付近と名古屋駅上りホームの9号車付近に室内化された喫煙コーナーを設置した。両駅での利用状況や設備の仕様などが確認できたことから、このタイプの喫煙ルームの設置が進められることになった。

東京駅では既設の14・15番線に加え、16・17番線と18・19番線(ともに16号車付近)にそれぞれ喫煙ルームを新設する。これにより、3面ある東海道新幹線のホームすべてに室内化された喫煙ルームが設置されることになった。品川駅では南コンコースと北コンコースの2カ所、新横浜駅では東コンコースと西コンコースの2カ所に喫煙ルームが新設される。

これらの喫煙ルームは今年12月より設置工事に着手し、来年6月までに各駅で順次使用開始するとのこと。なお、東京駅・品川駅・新横浜駅の既存の喫煙コーナー(屋外)については、今後すべて撤去される。JR東海は、これらの駅以外でも利用者の多い駅を対象に、喫煙ルームの設置を検討するとしている。