豊久将三氏による照明パース

総合建設会社である大林組と、その子会社である大林不動産は、港区北青山3丁目で建設を進めている青山大林ビル(仮称)の正式名称を「oak omotesando(オーク表参道)」に決定したと発表した。工事は順調に進行しており、表参道エリアの新たなランドマークとして、2013年3月に完工を予定している。

「oak omotesando(オーク表参道)」という名称は、大林不動産の賃貸ビルブランドである「オーク」シリーズの名を受け継ぎ、ファッションブランドストリートである表参道に位置することから、世界に広く認知されるようアルファベット表記にしたという。なお、同施設の中央を貫通するパサージュ(通り道)の南側緑地には、ビル名の由来である柏(オーク)が植樹される。

エントランスホールから2階カフェへと続く空間は、現代美術作家・杉本博司氏がデザイン。巨石群に囲まれた奥行きのある空間は、古代の神殿をイメージしたとのこと。

また、北面および東西面の3つのファサード(建物の正面をなす外観)には、ライティング・アーキテクトの豊久将三氏による、LED照明器具を使った環境配慮型のファサードライティングが設置されている。

なお、同ビル1・2階の商業施設には、「エンポリオ アルマーニ青山店」、「コーチ表参道」、「ネスプレッソブティック 表参道店」などの出店が決定しているとのこと。