貞本義行が書き下ろした「桜流し」のジャケット

2010年より活動を休止していた宇多田ヒカルが、11月17日(土)より全国公開されたアニメ映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』のエンディングテーマを担当していることが明らかとなった。

公開初日を迎えた『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』は、深夜0:00より新宿バルト9の全スクリーンをジャックして世界最速上映会「新宿ヱヴァ祭り」を実施。前日16日の午後から新宿バルト9の付近には長蛇の列ができるなど会場は大きな盛り上がりをみせる中、深夜0:00の映画公開と同時に宇多田の新曲が本作の主題歌であることが発表された。

楽曲のタイトルは「桜流し」。現在は「人間活動」に専念している宇多田だが、映画製作スタッフからの熱烈な要望と、前2作の劇場版テーマソングを手がけきた宇多田の『ヱヴァ』に対する深い想いから、3度目のテーマソングが実現。2010年11月にリリースした「Goodbye Happiness」以来約2年ぶりとなるこの新曲は『序』や『破』のテーマソングとは異なり、切なくも美しい文学的な気品に満ちた楽曲に仕上がっている。

同曲の配信は本日より開始。『ヱヴァ』の主なキャラクターデザインを手がける貞本義行が書き下ろした宇多田のイラストをジャケットに起用し、同曲のダウンロード特典としてプレゼントされる。また、同曲のミュージック・クリップも本日よりオンエアがスタート。監督はカンヌ国際映画祭グランプリ受賞監督の河瀬直美が担当し「母性」をテーマに制作されている。異なる分野のアーティスト二人によるコラボは、これまでのビデオとは全くテイストの異なる映像に仕上がっているという。

「桜流し」の特設サイトでは、このビデオのフルサイズバージョンを本日から3日間限定(11月17日0:00~19日24:00)で公開。さらに同サイトを通じて楽曲、またはビデオの感想をつぶやくと抽選で1,000名に「桜流し」のビジュアルステッカーがプレゼントされるキャンペーンも展開する。宇多田の新曲「桜流し」は、ミュージック・ビデオが11月28日(水)より配信販売、12月26日(水)にDVDシングルとしてリリースされる。