NECは、コジマに10.1型のAndroidタブレット「LifeTouch L ビジネス向けモデル」を活用した接客支援システムを納入したと発表した。コジマは、11月17日から順次、全国の店舗において合計2,500台の「LifeTouch L」を活用し、販売員の接客対応の品質向上および販売業務の効率化などを目指す。

タブレット端末は、店舗での接客業務強化として利用され、商談時に商品情報やサービスの内容、他店も含めた在庫情報など様々な情報をタブレット端末に表示させ、顧客に情報をその場で提供するほか、購入履歴や修理履歴、接客履歴などの顧客情報を活用し、顧客のニーズに応じたきめ細やかな対応を支援する。

タブレット端末を使用した接客の様子

また、商品の購入に至るまでの手配(商品の決定や配送日の指定など)をタブレット端末に事前登録し、レジでは決済のみとし、顧客の待ち時間を短縮する。

今後は、タブレット端末を活用した店舗内・全社の情報共有や、テレビ会議、eラーニングなどに利用することも検討するという。2,500台のタブレット端末は、NECの「スマートデバイス管理サービス」により管理される。

なお、NECはこのほか、店舗サーバをNECのデータセンターに集約することで、店舗でのサーバ管理負担を軽減するプライベートクラウド環境を構築しており、全店合計で約1,400台のPOS端末「TWINPOS5500Ui」の提供や、POS端末などの使用者を認証する仕組みとして、非接触型で指紋認証と指静脈認証を同時に行う「非接触型指ハイブリッドスキャナ」の提供なども行っている。